カテゴリー: ‘コンサート’
シモシュ ピアノ持ち込みコンサート
他の楽器と違い、ピアニストはコンサートの時に自分の楽器を使う事ができず、基本的にホールにあるピアノを使います。
そんな中、シモシュさんはご自身のコンサートで自分のピアノを使いたい、といって3年前自宅のピアノを持ち込んでコンサートを行ったことがあるそうです。
しかし自宅のグランドピアノはコンサートグランドではないので、響きの面でちょっと物足りなく感じたそう。
そして、今日はファツィオリを持ち込んでのコンサート。
世界3大ピアノといえば
スタインウェイ(1853年~)
ベヒシュタイン(1853年~)
ベーゼンドルファー(1828年~)
これらと比べてファツィオリは1981年にできたピアノメーカーで、歴史はとても新しいです。(ちなみにヤマハは1897年~)
ですが、「世界一のピアノを作りたい」というファツィオリさんの熱意によって、今では世界の様々なコンクールで公認ピアノとなり、たとえば第14回ルービンシュタイン国際ピアノコンクールではファイナリスト6名中5名がファツィオリを使ったそうです。
今日持ち込んだファツィオリは、2010年のショパン国際ピアノコンクールで実際に使われたものだそうです。
なんと贅沢なんでしょう。コンサートの合間、シモシュさんは、とても弾きやすい、と言っていました。
プログラムは全部シモシュさんのオリジナル。初めて聴く曲ばかりでしたがどれも個性が際立つ曲、シモシュさんのテクニックも素晴らしかったです。しかしトークとなるとゆるりとしたキャラで優しい雰囲気でコンサートは進み(ギャップがすてき)2時間ちょっとがあっという間に感じました。
岡田博美さんリサイタル
こんにちは(*^^*)
所沢の「かなでピアノ教室」です。
秋も深まってまいりました。
昨日は、ピアノランドマスターコースの後、一度練馬に戻ってレッスンをし、夜には上野まで出かけました。
師匠に勧めていただいた、岡田博美さんのピアノリサイタルを聴くためです。
それにしても、座ってから弾き始めまでが、ものすごーく速い。
クライスレリアーナなんて、お尻が椅子に付かないうちに曲が始まっています。
想いが溢れているのですね。
でも感情豊かでありながら、冷静さもあり、その相反するバランスの混じり方が岡田さんにしか出せない個性で素晴らしさだと感じます。
ちなみに、今まで聴いたコンサートで、弾くまでの間が一番長かったのは、小林愛実ちゃん。
たーっぷり時間を掛けて曲の中に入っていきました。
待っている間、こちらもドキドキ。
人それぞれのスタイルがあって興味深いです。
自分が弾く場合、以前はすぐ弾くのが好きだったのですが、最近はちょっと長めに準備するようになりました。